緑の庭に囲まれた「カルティエ現代美術財団」の展示室には、今まで紹介した他に、今回紹介する、那須高原の「水庭」(ボタニカルガーデン アートビオトープ/ウオーターガーデン)の模型がある。
1、ボタニカルガーデン アートビオトープ/ウオーターガーデン
この「水庭」は、新しいホテル棟の計画地である隣地の雑木林の樹木をそのままこの場所に移動させ、昔、水田であった時に川から水を引き込むために利用していた枡を使って、美しい水の流れを再び敷地内に呼び込むことで、周囲の森に自生する絨毯のように広がる苔を移植しこの場所に敷き詰めて、樹木、水、苔の3つの要素が重ね合わされ新しい景色として姿を現すように計画した。
アートビオトープ那須の「水庭」は、2017年に完成した。
2、礼拝堂「平和の家」コペンハーゲン
コペンハーゲンの海辺に計画されている礼拝堂「平和の家」は、海の上に白い雲が浮かんでいるような建築である。
コンペの時は埋めてをして配置するようになっていたが、水に浮かぶ案を考えたことが、彼のコンセプトのひとつである。
上の図は、2014年のHOPE財団の礼拝堂「平和の家」のコンペの時のデザイン図である。
海に浮かんでいるような礼拝堂「平和の家」を訪れる人たちは、小舟に乗ったまま祈ったり、瞑想したりする。コペンハーゲンの港エリアに建築中で、夏は窓を開けて風を取り込み、冬は太陽で温められた海水が内部を暖める構造になっている。
今回は、今回は、「装苑」HP、「カルティエ現代美術財団」HP、「カーサ・ブルータス」HP、を参考に紹介しました。
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